仮想通貨メモ帳:その2 イーサリアム

みなさん、こんにちは。
嶋村吉洋さんから学んでいる中村です。
本日は「イーサリアム」についてまとめます。

イーサリアムとは?

仮想通貨の中のイーサ
https://www.pakutaso.com/20180434116eth.html

イーサリアムは、2013年にヴィタリック・ブリテンという19歳の若者によって生み出された「スマートコントラクトを実行するブロックチェーンアプリケーション作成のプラットフォーム」です。
そしてそのイーサリアムの動かす燃料が「ETH(イーサ)」という暗号通貨です。
(実際にはイーサリアム=暗号通貨という意味合いで使われていますが。)

余談ですが、ヴィタリック・ブリテン氏は、2017年に米ブルームバーグ社が発表した「世界で最も影響力がある50人」に選ばれています。
当時23歳ながら、アマゾンのジェフ・ベゾス氏やソフトバンクの孫正義氏と肩を並べるなんて、とても凄いですよね。

イーサは、記事執筆時点の2018年5月22日現在、
ビットコインに次ぐ時価総額2位の暗号通貨として多くの取引所で扱われております。

先ほどお話しした「スマートコントラクトを実行するブロックチェーンアプリケーション作成のプラットフォーム」について、
詳しく説明致します。

イーサリアムでスマートコントラクトが実現する

スマートコントラクトを簡単に説明すると、「効率的に契約を履行するシステム」です。
通常契約などでは、契約書を締結したり、相手が履行しない場合には裁判起こしたりするなど、多大な労力と時間とお金がかかります。

スマートコントラクトでは、最初の取引が設立した時点で契約内容が履行されます。

よく使用される例えが、「自動販売機」です。

①お金を入れる
②商品のボタンを押す
③商品が出てくる。

この際に商品の所有権が購入者に移るのですが、契約書の締結はありません。
これがスマートコントラクトです。

プラットフォームとしてのイーサリアム

「アプリケーション作成のプラットフォーム」とはどのような意味か。
アプリケーションとは、スマートフォンアプリのみならずパソコンなどで使用するソフトウェアも含みます。エクセルや電子メールなどもアプリケーションです。

そしてプラットフォームとは、アプリケーションを動作させる土台になります。
今度はショッピングモールをイメージしてください。

プラットフォーム:ショッピングモール
アプリケーション:個々のお店

例えば楽天は、ネット上のプラットフォームであり、食料品店や衣料品店、家電量販店などが出店をしています。

そしてこのイーサリアムのプラットフォームでは、
先ほどのスマートコントラクトを実行するアプリケーションが数多く作られており、
たくさんのイノベーションが起きています。

おわりに

以上で簡単なイーサリアムの説明は終わりです。

まだまだ私たちの生活に身近になってはいませんが、
イーサリアムに期待する企業や学者、技術ベンダーはたくさんいます。
EEA(Enterprise Ethereum Alliance)というイーサリアムのアプリケーション開発を促進するプロジェクトには、トヨタやマイクロソフト、三菱UFJ銀行などの名だたる大企業も参加しています。

今後様々なアプリケーションが作成され、
世の中がより良くなっていくかと思うとワクワクしますね。

次回は著名なアルトコイン「リップル」についてまとめていきたいと思います。

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