人工知能の歴史を知ろう。Part2

人工知能の歴史を知っていますか?

みなさん、こんにちは。中村です。

前回に引き続き、人工知能の歴史について触れていきたいと思います。

今回も私が師事している嶋村吉洋さんより、AI(人工知能)の歴史を教えていただきましたので、まとめていきます。

コンピューターの発達とインターネットの登場

大きな挫折により停滞してしまったAI研究に光を差したのが、コンピューターの演算能力の爆発的な向上です。

これにより、アメリカの計算機科学者ジューディア・パールが提唱した膨大な事象から正解を確率論的に導き出すという方法が可能になります。
例えば将棋や囲碁などの膨大な棋譜をコンピューターに読み込ませ、勝つためのより良い一手を確率で導き出し選択します。このプロセスを「機械学習」と呼びます。
そして1997年IBM社のAIディープブルーが、チェスの世界チャンピオンに勝利しました。
これによりAIの研究が再び脚光を浴びます。

脳の神経構造をヒントに機械が脳を手に入れる!

科学の発達に伴い、AIの研究はさらに加速していきます。
脳の神経細胞「ニューロン」を元にしたコンピューターシステム、「ニューラルネットワーク」が開発されます。

イギリスの心理学者ジェフリー・ヒントンは、このニューラルネットワークの構造を重層化し、独自のフィードバック機能を付与した画像認識システムを作ります。
これが「深層学習」、「ディープラーニング」と呼ばれるものです。
そしてさらに脳科学の研究が取り入れられ、人間の認識を上回る精度の実験結果が得られました。
機械が目を持った瞬間です。

この機械のディープラーニングを推し進めるのが、インターネットによる膨大な情報の集合体「ビッグデータ」です。

「ビッグデータ」×「ディープラーニング」により、今AI研究は爆発的に進歩しています。

AI研究の実用化へ

現在AI研究の成果が世に多く出ています。
例えばスマートスピーカー。ユーザーが曲名を伝えると、その曲をかけてくれます。
音量の調整なども声でできます。天気も教えてくれます。
そして現在は自動運転車などの開発も行われています。

SF世界にしかなかった現象を実際に目の当たりにする時代が、もうそこまで来ていますね。

次回は、現在AIがどのように私たちの生活に影響を与えているかを見ていきたいと思います。
お読みいただき、ありがとうございました。

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