こんにちは。黒田です。
人生100年時代の到来が近い、またはもうすでに来ているとの意見もありますが、みなさまはなにか考えてみたことはありますか?
わたしは人生100年と聞いたときに、老後が長いなとも思いましたが、学生としての期間を終えたあとの期間が長いなという印象でした。
生涯学習という言葉もあるように、学び続けるということもひとつの答えになるのかなと思っています。
学びというと大げさな感じがしますが、新しいことに興味を持ち続けることが重要なのかなとわたしのなかでは結論付けました!(強引)
新しい技術であるブロックチェーンに興味を持ったということで自分を褒めつつ、教育業界への活用例についてまとめたいと思います。
教育分野における情報のIT化
教育分野ではまだ情報管理を紙ベースで行っているところが多く、公的な教育機関ではあまり競争が発生しずらい環境かもしれません。
競争がなく、外部との交流も少ない閉じられた環境だと改善しようと思いづらいので、昔ながらの手法がずっと続いてしまっているのではないでしょうか。
日本でも2020年までに小中学校でひとり一台にタブレット端末を配布するらしいので(もうすでに配布されているのかもしれませんが)、国を挙げて教育分野のIT化を推進しようという取り組みが進められているのはよいですね。
教育関係の情報をITで管理することが当たり前になってくると既存の情報との連携も簡単になりますね!
教育分野の情報化とブロックチェーン
たまにしかない事なので気にならないのかもしれませんが、卒業証明書などを手に入れるために、出身校に行く必要があります。
近ければまだよいのですが、実家でも現住所でもない場所だったりするともっとたいへんだと思います。
家でネットから卒業証書が取得できたら便利!ですね。
頻繁につかわれる機能ではないと思います。
また、寂しい話ではありますが、学校もつぶれてしまう時代です。
母校が廃校になってしまったという方もいらっしゃるかもしれません。
そのような事情も鑑みるとそれぞれの学校で個人情報を含むためしっかりとしたセキュリティも要求されるシステムを組んで、運営費も負担してというのはむずしいのかもしれません。
ブロックチェーン上に卒業証明書などの必要な情報を記録すると、改ざんすることができないと言われています。
証明書を発行するシステムとして耐改ざん性が高いことはとても大事な特徴だと思います。
自分の情報には本人と学校などの特定のアカウントしかアクセスできないようにして、必要なときに情報が取り出せるようになるととても便利だと思います。
ブロックチェーンの特長としてスマートコントラクトと呼ばれる、あらかじめプログラムされた内容が特定の条件で自動実行させることができる機能があります。
パブリックなブロックチェーンネットワーク上にスマートコントラクトでプログラミングされたシステムであれば、そのパブリックなブロックチェーンネットワークの参加者全体で運用コストを負担することになります。
このメリットは、使用頻度の低いシステムの運用費を特定の組織が負担する必要がないことです。
極端な話としては、ネットワークさえ稼働していれば学校が廃校になってしまったとしても自分の卒業証書を取りだすサービスは継続して利用できます。
サービスの継続性が高いことも大きなメリットになると思います。
まとめ
生涯学習というよりは学校としてのシステム改善についての話になってしまいましたが、ブロックチェーン上に記録する情報は卒業証書だけでなく、もっと細かな学習履歴をこまかに記録していくことも効果的と考えられています。
どのような学習をしてきたのかという履歴を公開情報として就職活動などに利用できるかもしれません。
著名な教授の元で学んだ人にだけ付与されるコインを発行してもらうなど、面白そうな取り組みも考えられます。
学校という仕組みなどは根本から変わっていくかもしれませんが、教育や学術という分野はこれからもずっと必要なものかなと思います。EdTechという言葉も生まれ、革命的で挑戦的な試みがたくさん生まれている現在を楽しんでわたしも学んでいきたいと思います!
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