技術発展で地球にちょっといいこと

こんにちは、ヤマトです。
ハロウィンを過ぎ去って、日本中がクリスマスシーズンになっていっていますね。
うちの会社のビルでも、ロビーにクリスマスツリーが飾られて夜になるとライトアップされています。

クリスマスツリーと同じくこの時期になると各地でイルミネーションが盛り上がりを見せますよね。
今年は中止になるところも多くあるようで、写真を撮りに行くのが楽しみな身としては残念です。

廃油をバイオディーゼル燃料に!イルミネーションでのエコ!

イルミネーションと聞くと、電気を無駄に使っているなんていうエコとかけ離れたイメージがありませんか?

今年はオンラインイルミを提案している目黒川の冬に咲く桜のイルミネーション。
写真は僕が以前に行ったときに撮影したものです。
2010年から始まって今年10周年を迎えるのですが、イルミネーションの点灯に家庭や飲食店から出た廃食油を利用されていることをご存知でしたか。

廃食油や菜種などの植物油からできる燃料であるバイオディーゼル燃料に精製処理をして、会場に設置された発電機で工事期間も含めてすべての電力になっていたのです。

廃棄する予定の油をリサイクルして、きれいなイルミネーションになる!
こういう取り組みが増えると嬉しいですね。

永久に走るエコカーも開発される!?

トヨタ自動車、量販型燃料電池バス「SORA」を発売

エコと言えば二酸化炭素の排出への取り組みはパリ協定など国としても行っています。

自動車業界でも二酸化炭素や窒素化合物の排出量が少ないエコカーの開発をしています。
最近では、水素を燃料にして走る『燃料電池バスSORA(ソラ)』なども街中を走りだしていますよね。

『SORA』は、燃料の水素を空気中の酸素と化学反応させて、発電した電気でモーターを駆動させて走るバスです。
輩出されるものも水だけとなっています。

最近では人口光合成技術といった技術も発展してきています。

人工光合成技術は、小学校のときにみなさんも習った植物の光合成を人工的に行う技術です。
植物の光合成は大きく二つの反応を起こしています。
ひとつは、水を酸素と水素に分解する明反応と、もうひとつは明反応で生成した水素と二酸化炭素をつかって生命活動に必要な糖類をつくっています。

人工光合成技術では、水を使って酸素と水素に分解する技術と生成された二酸化炭素を使ってプラスチックの材料になるオレフィンを生成するといったことが現在は実現可能になっています。

現在では太陽光のエネルギー変換効率も5.5%にまでなっていて、植物の変換効率の1%を大きく上回って来ています。

将来的には、人工光合成技術と燃料電池を組み合わせて、人工光合成技術でつくった水素で燃料電池が電気と水をつくり、その水を使ってまた水素をつくる。
なんていう、燃料を補充せずに永久に走るエコカーも開発されるかもしれませんね。

嶋村吉洋さんに聞いた事業にも通じる自然保護の考え方

嶋村吉洋さんの講演会での話

自動車同様に飛行機も二酸化炭素の排出量が多い乗り物で、飛行機を移動に使わないようにという流れもあるそうです。
ヨーロッパでは”逃げ恥”ならぬ”飛び恥(FlygskamやFlight shame)”という言葉まで出てきているとか。

このブログの運営者である嶋村吉洋さんが講演会で、観光にすべての人が行く時代は終わって、その代わりにARやVRといった技術を使って旅行に行く時代が来るのではと話されていました。

また、嶋村さんは自然保護の取組み方が事業においても重要だと話されていました。

海を豊かにしようと思ったら、海を魚が育ちやすい状況に変えていくことも大事ですが、
山を豊かにしていく必要があるといいます。

なぜなら、森の腐葉土に含まれている養分が川を通して海に流れ込み、それが魚のえさになるプランクトンの養分になるからです。

このように一見関係ないように見えることも、実は視点を変えてみると関係している事が多いので、ビジネスが軌道に乗っている時こそ、俯瞰して新しいことにチャレンジしていくことが重要と話されていました。

地球のためにできることを

技術の進歩も大事ですが、地球のために一人一人ができることをやる、地道な積み重ねが将来を豊かにしていくなと思いました。僕もこれからも勉強していこうと思っていきます。