稼ぐには長所でめしを食う!?開発に特化させたファブレス経営とは

ヤマトです。

あけましておめでとうございます。

といっても新しい年を迎えて10日ほどたち、今年はどんな抱負で過ごしているでしょうか。

仕事の目標もそうだし、給料をちょっとでもあげるために資格をとろうとか、転職を考えてみようという人も多いのではないでしょうか。

私もそんなこと考えながら「年収 ランキング 2020」などと調べてしまったり、最近は嶋村吉洋さんとの出会いもあり、「長者番付」とググってみたりしています。
「1位は3000万円超」平均年収が高いトップ500社ランキング2020

エンジニアの私としてはメーカーで5位に食い込んでるキーエンスには興味があります。

ちなみに創業者の滝崎武光さんはForbesの日本長者番付でも3位に入っています。
日本長者番付 2020

日本長者番付の1位はファーストリテイリングの柳井正さん。

長者番付に載るような人物が創業しているファーストリテイリングとキーエンス。どちらも「ファブレス経営」という共通点を持っていることを知ったので、今回は「ファブレス経営」について調べてみました。

ファブレス経営は生産設備をもたない新しい形

メーカーが工場などの自主生産設備(fabrication facility略してfab)を持たない(less)経営のことをファブレス(fabless)経営といいます。

ファブレス経営は、生産工場に投資をしなくてよいため、資金を企画・研究・開発などに集中できることが最大のメリットです。

嶋村吉洋さんも初期の限られたリソースの中で、お金と時間を選択と集中をすることは大事と話されていました。

ファブレス経営をしている企業

日本の大手の企業でもファブレス経営をしている企業が多くあります。

〇ファーストリテイリング

創業者:柳井 正
ユニクロやジーユーでお馴染みの企業。
生産は中国などの工場に依頼しています。
信頼関係を強くするために「工場コンベンション」という工場の経営者と本音で話す場を設けているそうです。
ユニクロのビジネスモデル

〇キーエンス

創業者:滝崎 武光
給料が高い会社として有名なFA(ファクトリーオートメーション)関連の商品を扱う企業。
ファクトリーオートメーションとは名の通り、産業用ロボットやセンサーを組み合わせて工場全体を自動化するシステムの総称です。
世界初や業界初のものを開発する上で、商品の特性に合わせて、協力する会社を変えているようです。
キーエンスのビジネスモデルについて

○任天堂

創業者:山内 房治郎
マリオでお馴染みの日本最大のゲームメーカー。元々は花札の製造を行なってた会社だと知っていましたか?
家庭用ゲーム機はライフサイクルが短いので、ファブレス経営の方が有利なようです。
CSRレポート:Q&A – 取引先との関わりについて

長所を伸ばすことが人も企業も大事

ファブレス経営を行うことで、「新しい技術を開発する」というメーカーの強みにリソースがより割けるようになりそうです。

嶋村さんは常に「長所でめしを食え」と言われています。
嶋村さんが今の結果を得ているのはチームビルディングをする中で、
仲間の長所で力を借りながらも、自分の長所を使いやるべきことにリソースを割いてきたからかもしれません。

自分の長所を生かせる場所で思いっきり力を発揮して、人として、そして組織としても成長していけたら良いのではないでしょうか。