​パイプサイクルから見る、先端テクノロジーの認知と世間への定着までの流れ

​こんにちは、遠野です。

5Gという言葉が、随分と広まってきたのではないでしょうか?黎明期を超え、一般的に認知され始め、いよいよどんなことができるんだろう、といろんな想像が掻き立てられる頃です。

先端テクノロジーは、「ハイプサイクル」といって黎明から世間への認知、そして幻滅、定着、といった一定のサイクルを踏んでいきます。

ハイプサイクルは、世界最大規模のICT調査企業ガートナーから毎年発表されています。

最新がこちらの2020年版だそうです。聞き慣れない言葉、技術名が時折並んでいます。

5Gが「過度な期待」の頂点に ガートナーのハイプサイクル2020が示す日本のデジタルの“今”

最新技術は黎明期から一度過度な期待を集め、ピークを迎えたのちその反動で幻滅期を迎え、徐々に当たり前のものとなっていく……という流れで世の中に定着していくという考え
図1. 日本におけるテクノロジのハイプ・サイクル:2019年

https://www.google.co.jp/amp/s/data.wingarc.com/5g-and-expectation-29058/amp
出典:ガートナー (2019年10月)

その流れはまるで摂理のように、どの技術も同じような流れを辿っていきます。
成熟度、というのでしょうか。

目を見張るような新技術も、世の中に出る頃には、実用化される頃には、最初騒がれていた頃よりも大きな生活の変化はない、というイメージでしょうか。

確かに、ケータイ電話のキャリアで5Gにつながったからとはいえ、それほど革命的な感覚は世の中にはないようにも思います。
5Gはわかりやすい一つの例でしたが、そうすると次は6Gが台頭してくるのでしょう。

5Gの次の「6G」にはどのような可能性があるか

次はARの共有、ホログラム技術、そういったところの実現でしょうか。

わくわくしますが、なかなか黎明期の期待値はどれを取っても高いもの。

結果的に世界をどう変えて、我々の生活にどれほど革命が起こるかは、まだわかりません。

少なくとも技術が発展するにつれて生活は少しずつ豊かになっているのですから、幻滅期といっても技術が衰えるわけではありません。
技術はただ技術としてそこに存在し、あとはそれを扱う我々次第、そしてそれを認知する世間次第で、大いなる可能性を秘めているのです。

世の中たくさんのプロジェクトが走っています。

都度発表されるハイプサイクル。
今後も引き続き注目の情報です。