通信でつながる!月と地球の未来を支えるプロジェクト!

こんにちは。

綾部です。

近年、宇宙開発や宇宙探査の進展は加速しており、月面探査や将来的な月面基地建設が現実味を帯びてきていますね。

また、月面での活動を支えるには、高速かつ安定した通信インフラも必要ですね。

今回は、京セラとKDDIが参画する「月-地球間通信システム開発・実証プロジェクト」を紹介したいと思います。

JAXAの宇宙戦略基金の技術開発テーマの一環として進められ、このプロジェクトは月と地球の通信環境を整備することを目指しているようです。

月と地球を結ぶ通信インフラの開発

京セラは、JAXAの宇宙戦略基金事業の一環として、KDDIと連携し「月-地球間通信システム開発・実証(FS)」に参画しています。

参照:京セラ、JAXAの宇宙戦略基金事業に参画 月-地球間通信システムの開発目指す(2025年1月31日時点)

このプロジェクトでは、地球と月の間で大容量通信を可能にするシステムを構築することが目的です。

京セラは、これまでの通信機器や通信インフラの開発で培った技術を活かし、過酷な月面環境でも動作可能なモバイル通信機器の開発を進めています。

また、同事業で得られた技術や知見を活用し、今後の宇宙産業の成長に合わせた通信分野への参入を視野に入れています。

地球と月の間の通信がスムーズになれば、有人探査や産業活動の発展にも大きく貢献することが期待されています。

アルテミス計画と通信インフラの必要性

NASAやJAXAをはじめとする国際的な宇宙機関は、「アルテミス計画」を推進しています。

参照:京セラ、月と地球を結ぶ通信システムの開発と実証にKDDIとともに参画 JAXAの宇宙戦略基金事業(2025年1月31日時点)

この計画は、2020年代後半に予定されている有人月面着陸や、その後の月面探査・産業振興を目指すものです。

日本政府もこの計画に参画し、技術的な支援を行っています。

アルテミス計画の実現には、地球と月の通信環境の整備が不可欠です。

宇宙空間ではリアルタイムの通信が難しく、遅延や通信断絶のリスクが常に伴います。

そのため、大容量かつ安定した通信システムが求められています。

このプロジェクトでは、代表機関であるKDDIと京セラが協力し、月-地球間通信の可能性を探るとともに、モバイル通信機器の機能や性能要件を抽出しているものです。

地球から遠く離れた月面での通信を確立することで、今後の探査活動や有人基地運営の基盤を築くことが期待されています。

月と地球をつなぐ通信インフラの開発は、宇宙探査や産業発展において重要な役割を果たします。

京セラとKDDIが参画するこのプロジェクトは、将来的な月面活動を支える基盤となる可能性がありますね。

通信技術の向上によって、遠く離れた宇宙でもリアルタイムでのやり取りが可能になれば、新たな探査や研究の可能性が広がりますね。

今後の技術開発の進展に注目していきたいと思います。