人工知能は職人を救うのか?それとも排除するのか?

職人の減少をAIが救う?

みなさん、こんにちは。中村です。

先日嶋村吉洋さんとチャリティーイベントに参加した際、

AIによって世の中の課題を解決するという事例をたくさん伺いました。

今回はそんなAIで世の中の課題を解決するという事例をご紹介したいと思います。

日本を始め世界にはたくさんの職人の方がいます。

あらゆる産業・業界がそういった職人の方に支えられている言っても過言ではないくらい、職人の技能は重要なものとして認識されています。

職人芸、職人技というものは、その習得にものすごい年月と莫大な労力を要します。それ故にコモディティー化しづらく、技能を習得した職人の方々はある程度安定した収入が得られているようです。

そんな素晴らしい職人芸については、YouTubeをみればたくさん見ることができます。

しかしながらその習得のしづらさが職人の減少、後継者不足も招いているという矛盾を抱えています。

そこで職人技をAIに習得させ、人手不足を補おうという実験が進められているようです。

AIがマグロのを目利きする!

今回紹介するAIの研究は、電通社が研究開始を発表したものです。(詳細は下記のURLよりご覧ください。)

マグロの尾の断面を見ただけで品質を見極めることができるという「目利き」の職人技には、約10年という長い年月をかけた修行が必要だそうです。

しかしながら昨今の水産業界では職人の高齢化が進み、次世代の職人が育っていないという課題を抱えているようです。

そこでその課題をAIによって解決しようというのが、今回の研究です。

職人が尾の断面を見て分けた等級をAIに機械学習させます。そして尾の断面をAIに認識させるとAIが学習した等級にマグロを分けます。

その目利きの精度は、なんと85%だったようです。

人間に残される仕事は?

話は変わって、最近はRPAなどの業務効率化ツールなどが会社に多く導入されています。今後AIによって多くの仕事がなくなると言われています。

誰もができる仕事は、AIにとって変わられます。

では誰もができるわけではない仕事は、どうなのでしょうか?

今回のような職人芸は、誰もができるわけではない仕事に分類されると思います。

しかしながらそういった仕事もAIがとって変わる時代が迫ってきています。

では、AIが世の中に普及した後にも残る仕事とはなんでしょうか?

私にはその答えはまだわかりませんが、今後そういったことを見据えてキャリアを考える必要もあるのかもしれません。

いずれは人間国宝ではなく、AI国宝というAIロボットが生まれるかもしれませんね。(絶対生まれない)

【参考URL】

https://japan.zdnet.com/article/35137817/

Posted in