こんにちは。綾部です。
立て続けに接近した先月の台風が過ぎ、またさらに朝晩少しづつ涼しく感じるようになってきましたね。
秋の夜長に星空も見上げることも増えました。
ですが、自分たちが地上から見えてる星たちはほんの、ほんの一部です。
さらに言うなら、目で見える可視光では確認できないが、赤外線では確認できる星々の光もあります。
さて、今回は、そんな目では見えない夜空の星々を観測できる次世代の宇宙望遠鏡、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡について紹介したいと思います。
ジェイムズウェッブ宇宙望遠鏡で見える世界!
なぜ目で見えない夜空の星々が観測できるかは今回割愛しますが、まずはその性能がわかる2つの写真があります。
宇宙望遠鏡の場合、可視光、赤外線を見ている違いや、見やすいように着色されることもあるため、色そのものが異なります。
はっきりと違う点として、ボイジャー2号では見ることが難しかった海王星の【輪っか】がジェイムズウェッブ宇宙望遠鏡でははっきりと見えていることがわかりますね。
つまり、今まであるかどうかわからなかったものがジェイムズウェッブ望遠鏡だと見えるようになっていると言えますね。
出典:ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の最新画像は、これまで最も鮮明な海王星(2022年9月23日時点)
ジェイムズウェッブ宇宙望遠鏡が観測を目指す、宇宙の始まりの姿!
ジェイムズウェッブ宇宙望遠鏡では、これまでの観測機よりもかすかな遠くの光まで見ることができるようになります。
宇宙は遠くの光であればあるほど、長い年月を経て届いていることになり、過去に遡った姿を見ることができることになります。
ジェイムズウェッブ宇宙望遠鏡では、なんと約130億年も前の、宇宙がまだ赤ん坊だった頃の光を観測し、宇宙創生から間もない姿を見ることが最大のミッションです。
ビックバンが起きて物質ができ、宇宙が晴れ上がって銀河が作られたてきたとされている現代の諸説は正しいのか、はたまた新たな事実がわかるのか、今後20年にわたる観測の成果が楽しみです。