宇宙の美しさを最先端の観測で見ることや撮影体験することもできる世の中に!

こんにちは。綾部です。

直近、日本初の月面着陸に成功したことが話題になり、さらに民間では世界初の月面着陸を日本含め世界各国がしのぎを削っています。

先日の月面着陸後のSLIMを映した写真も歴史的な一枚となりましたが、月や火星などの天体や夜空に輝く星々や星雲、銀河は芸術的な存在感と美しさがありますよね。

そんな宇宙を映し出した観測写真や、撮影体験などができる最先端の技術について今回紹介したいと思います。

ウェッブ宇宙望遠鏡が映し出す幻想的な天体の姿!

ウェッブ宇宙望遠鏡は、宇宙の深遠な謎を解明するために開発された最先端の宇宙望遠鏡で、ハッブル宇宙望遠鏡の後継機として、より遠い宇宙を観測できるように設計されています。

この望遠鏡は、赤外線観測に特化しており、宇宙の初期状態や遠い銀河、星の誕生などを詳細に調べることができ、宇宙の起源や進化に関する新たな知見を提供しています。

以前このブログでもウェッブ宇宙望遠鏡について紹介しています。

ウェッブ宇宙望遠鏡によって撮影、2022年8月に公開された木星の画像がとても美しいので紹介したいと思います。

出典:(Credit: NASA, ESA, CSA, Jupiter ERS Team; image processing by Ricardo Hueso (UPV/EHU) and Judy Schmidt.)、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が撮影した新たな木星の画像が公開された(2022年8月29日時点)

この木星の画像は、ウェッブ宇宙望遠鏡の近赤外線カメラで撮影されました。

木星の北極と南極に輝く幻想的なオーロラや、木星の輪、衛星、そして背景の真っ暗な宇宙空間の中にところどころ他の銀河らしき光点が写っています。

これらの画像は、NASA、ESA、CSAによって撮影、そして画像処理・着色処理されたものですが、模様や輪郭など細かく捉えており、ウェッブ宇宙望遠鏡の高性能を示していますね。

一つの画像の中に、これだけ多くの天体を確認できること、そして一つ一つの美しさもよりはっきりとみることができるようになったことからも技術の進歩を感じますね。

超小型人工衛星を活用!スマホからでも宇宙撮影体験ができる時代に!

ソニーグループは、超小型人工衛星『EYE』を利用して一般の人が宇宙から地球などを撮影できる「宇宙撮影体験」サービスを展開しています。

出典:誰もが宇宙から撮影できる時代へ! 人工衛星を用いた「宇宙撮影体験」 参加者を募集中(2024年2月15日時点)

このサービスは、参加者が直接『EYE』に撮影指示を出し、宇宙や地球の画像を撮影できるというものです。

参加者は「EYEコネクト」というWebアプリを使用して、『EYE』の位置やカメラアングルを地上から遠隔から直感的に操作でき、静止画や動画を撮影できるそうです。

『EYE』で撮影した写真データはその後参加者に届くそうです。さらに、このアプリはスマートフォンでも利用可能とのことです。

限られた動作ではありますが、個々人で宇宙空間の機器操作ができるって画期的ですよね。

今回の撮影動作限定の部分も、今後はどんどん扱える動作が増え続けていくと思うとわくわくしますね。

ワクセルにも宇宙プロジェクトを推進されている方、実際に人工衛星で宇宙サービスをしている方がいる!

宇宙サービスに関するプロジェクトを推進している方は、ワクセル「主催:嶋村吉洋(Yoshihiro Shimamura)、総合プロデューサー:住谷知厚(Tomohiro Sumitani)」のコラボレーターにもいらっしゃいます。

中でも、葛西智子さんは、宇宙葬サービスのプロジェクトを立ち上げ、実際に宇宙空間への打ち上げも行われております。

宇宙関係の講演会や展示会などでもステージでプレゼンターなどもとても精力的にされているようですね。

コラムや対談、メディアに取り上げられている様子は以前の記事でもご紹介いたしました。

2022年4月に世界初のオリジナル人工衛星で宇宙散骨をするなどし、また世界初の人ひとり分の宇宙散骨も実施されています。

先見性高く取り組まれている葛西さんのプロジェクトからも、宇宙サービスはどんどん加速してくことがリアルに感じられるようになってきていますね。