自宅でのネット環境を速く快適にする方法! 無線ルーターの選び方も大切!

おはようございます。
神威です。

オリンピックが始まりまして、日本勢のメダルラッシュが凄いですね!!
1年という延期の中で、選手の方々もモチベーション管理含めて大変だったかと思います。
そのうえでのこの結果は、尊敬するものがございます。

オリンピックもさながら、未だに流行り病の影響は大きいですね。
テレワークが増えている印象です。

そのなかで、ご自宅に光回線を引く友人より、どの回線を引けばいいのか、
何を気にすればいいのかを質問をいただきまして、回線導入時での知っておいた方がいいことを
皆さん意外と知らないことに気づきました。

本日は、ZOOMやTEAMS会議が多めになり、プライベートでyoutube、Instagram、TikTokや映画など動画視聴を重視したい方向けに通信会社で働く私なりのお勧めをお伝えいたします。

結論としては、Wi-Fi6対応を選択してください。
その理由を一つずつ説明していきます。

有線を引くかつ無線利用の前提に絞って解説していこうと思います。

有線回線の帯域確認が最初にやるべきこと

今回はNTTのフレッツ回線となじみがあるものとして書きたいと思います。
回線なのですが、帯域と呼ばれる速度を保証する大きさ的なものがありまして、
一般的に、100M(メガ)か1G(ギガ)のものになります。

1Gの方が帯域が大きいので速度が出やすいです。
先ずはご家庭に、1Gの回線が引けるかを確認してみてください。
無料で確認していただけますし、NTTのページでも確認できますよ。
フレッツ光 プラン一覧

さて、ここからが本題に入っていきます。

お勧めの無線ルーターの選び方

Wi-Fi6という最新の第6世代に対応しているものにしましょう。
下記の表をみてみてください。

参考元:Wi-Fi 6と5Gの違いは?Wi-Fi 6を使うメリットを解説

Wi-Fi6はこれまでのWi-Fi5に比べて、最大通信周波数が高く通信が速いことを示しています。
また、Wi-Fi5と異なり、2.4GHz帯/5GHz帯の2バンドに対応しています。状況に合わせて切り替えができるので
速くて安心なものになっています。

参考までに
2.4GHz帯:電波の周波数として障害物に強い
5GHz帯:高速通信が可能だが障害物に弱い
という特徴を持っています。

PCやスマートフォンは対応しているのか

こんな心配の声も気になりました。残念ながらすべてのPCやスマートフォンが対応しているわけではありません。
スマートフォンでいえば、iPhone11以降のものが対応しておりまして、PCにつきましては確認が必要です。
ただ、Wi-Fi6に対応していないからといって、利用できないわけではありません。

それぞれ、対応しているWi-Fi5などでダウングレードして通信はできますので安心ください。
各機種対応したものになると、Wi-Fi6になるだけです。

Wi-Fi6は、こんな機能も利用ができる

Wi-Fi6は企画名に「IEEE802.11ax」が使用されていますが、「OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)」が搭載されているため、複数接続にもとても強い通信になっています。

簡単に説明しますと、これまでは複数端末繋いでいると、特定の端末に一定期間通信が割り当てられ
順番待ちのように通信していました。
ところが、OFDMAは通信を細分化し、複数端末繋いだ状態でもすべて同時に通信できるようになりまして
通信の待ちが解消されているのです。

そのため、複数端末での通信、動画視聴も可能になっております。
とても嬉しいことですね。

複数台利用時の品質を向上させる「MU-MIMO(Multi User MIMO)」という技術もあり、通信の精度が上がっています。

最新の通信は5Gではないのか

よく混合しやすい間違いかと思いますが、全く異なるものになります。
Wi-Fiとは、PCやスマートフォンなどを、無線(ワイヤレス)でLAN(Local Area Network)というネットの世界へ
接続するものになります。

これまでのフレッツ回線を例にしますと、フレッツ回線によってインターネットの世界へ接続できるように契約してそれを自宅まで引きます。その後に、有線でPCに接続してもいいですが、この接続を無線で接続しているものになるのです。

5Gですが、第5世代移動通信システムのことで、NTTドコモやau、SoftBankといったキャリアが提供しているモバイル通信でのサービスです。皆様、スマートフォンを購入した時にSIMを端末の中にいれて、接続できてないでしょうか。現在では格安SIMも販売されております。このモバイル通信を使って、インターネットの世界に接続しています。
そのため、Wi-Fiをお持ちでなくてもインターネットは閲覧できますよね。

そもそもが全く異なるものなのです!!
ちょうど、5GHz帯という言葉や5Gと重なってしまっているため、とてもわかりずらいという気持ちもよくわかります。

もう少し先の未来では、Wi-Fi6と6Gが重なっているかもしれません。

ここまでだいぶ長く書きましたがいかがでしょうか。
Wi-Fi6対応の無線ルーターがお勧めであることをご理解いただけたかと思います。
ここで、もう一つこだわったお話をさせてください。

IPv4とIPv6にもこだわるとさらに早くなる可能性が

これは、データ通信の方式の名前となります。「Internet Protocol Version 4/6」の略式です。

結論を先にお伝えしますと下記のようになります。
・IPv4:ネットの入口が決まっていて状況に応じ混雑しやすく、速度低下が起きやすい通信方式
・IPv6:ネットの入口に制限がないため混雑が起きにくく、通信速度が安定しやすい通信方式

IPv6がお勧めです!

これは、IPv4でインターネットに接続する場合は「網終端装置」というものを利用するのですが、地域ごとにわかれておりまして、利用時に基本的にはランダムに網終端装置を選択してインターネットに接続します。
その時にとてもネット利用者が多い方々と同じ網終端装置に当たってしまうと輻輳という遅延状態になってしまうのです。

IPv4は、 PPPoE(Point-to-Point Protocol over Ethernet)という方式で、みなさんも聞いたことがある「プロバイダー契約」をもとに、電話回線とプロバイダーを接続する網終端装置に通信量が増加すると、輻輳になる仕組みです。
正直細かいことは理解されなくても大丈夫です。

※輻輳:アクセスが集中してしまい遅延状態になってしまうこと

一方、IPv6はIPoE(IP over Ethernet)という方式でして、次世代の方式になります。
こちらは、直接プロバイダーを介してインターネットへ接続しているため輻輳は起きずらく早いのです。

参考元:PPPoE・IPoEとは?
図で見てみるとわかりやすいですね。

まとめ

少し細かいところまで書いてみましたが、お勧めはこんな感じです。
・1Gの光回線を引く
・IPv6が使えるように回線側にオプションを確認する
・Wifi6とIPv6に対応している無線ルーターを用意する
 ※無線ルーターは必ず、担当の方に確認ください。オプションで異なるからです。

回線側が用意してくれるものもありますが、私の場合はルーターの機種を確認したところ
IPv6に対応していなかったため、自分で購入いたしました。

参考までに私は、下記を購入しております。
WN-DAX1800GR / IO DATA

スマートフォンでの速度結果を張って終わりにしていこうかと思います。

とんでもなく快適です。
これからのために、ぜひ参考にしていただければ幸いです。