こんにちは。綾部です。
以前、月面旅行、月移住、宇宙旅行に関する記事を投稿しました。
宇宙開発は長期的なビジョンに向かって、そして民間人も巻き込みながら目まぐるしく進んでいます。
宇宙や月を次なる目的地として、また活動の場としてどんどん多様化しながら発展していますね。
そして今回はさらにその先の人生、終焉の場として宇宙を選ぶ「宇宙葬」という面白いプロジェクトがありますので紹介したいと思います。
バルーンで成層圏に散骨する方法や、遺骨の一部をロケットで宇宙に運ぶ宇宙葬
宇宙葬は、お墓を作らない自然葬に分類されています。
宇宙へ届けるために、ガスを注入したバルーンに遺灰を入れるものや、ロケットで宇宙に運ぶやり方があります。
出典:「宇宙葬」とは?身近になりつつある新時代の散骨葬(2021年5月11日)
バルーンは約3時間ほどで成層圏に届き、気圧の関係で膨張、その後自然に宇宙に散骨される仕組みです。
一方で、ロケットで運ぶ宇宙葬は、遺骨の一部や遺品をカプセルに詰めてロケットで打ち上げます。
地球周回軌道を経て大気圏に再突入し、燃え尽きて流れ星のようになる。
運ばれ方は違いますが、このように宇宙空間や大空に散骨されるのが宇宙葬です。
イーロン・マスク氏からも支持を受けて立ち上げた葛西さんの宇宙葬プロジェクト
ワクセル「主催:嶋村吉洋(Yoshihiro Shimamura)」のコラボレーターである葛西さんは、小さい頃、亡くなったら星になりたいと思っていたことを思い出し、また仏教学校で学んだ‘’人は宇宙から生まれ、そしてやがて宇宙に還っていく‘’という教えもリンクして、「宇宙葬をやるしかない!」と思い至ったそうです。
葛西さんが立ち上げた宇宙葬プロジェクトは、2022年4月に世界初のオリジナル人工衛星で宇宙散骨をするなどし、また世界初の人ひとり分の宇宙散骨も試みられています。
そんな実績も作られている葛西さんは、2017年9月にアメリカで宇宙港と呼ばれるスペースポートへのツアーをしている最中、SpaceX社の日本人技術者とお会いして、そこからなんとトップのイーロン・マスクさんとも繋がっていったそうです。
また、その話の中で、どうせやるなら世界初をやりましょう!と人ひとり分の宇宙散骨を試みることになったそうですね。
ちなみに、イーロン・マスクさんは日本好きとしても知られていて、最近は買収を撤回したTwitterでも、日本のアニメや二郎系ラーメンの投稿をしています。
特に、アイマスの“輿水幸子”の画像を2021年1月13日に投稿して大きな話題になりましたね。
そんな世界で話題のイーロン・マスクさんと、一緒に方向性を考えるなんて葛西さんのスケールが大きい。
将来は地球だけでなく月への散骨も目標にされているそうです。
空に浮かぶ月からご先祖さまが見守っている、そして自分が子孫を見守ると考えるとなんだか素敵ですね。