こんにちは。綾部です。

今回は、メタバース関連のトピックに関してです。

前々回の記事でメタバースとリアルが連動した観光など、メタバース経由での物やサービスに触れる機会を紹介しました。

また、観光などの離れた特定の場所と繋がるという目的だけではなく、社会に与える影響は多岐にわたることが期待されています。

中でも、今回は人材育成や教育に関わるメタバースのトピックを紹介したいと思います。

東京大学がメタバース工学部の開講を発表！ドバイ政府はメタバース戦略への積極的な支援を表明！

先日の7月21日に、日本最高学府の東京大学がデジタル技術を駆使した工学分野における教育の場として、「メタバース工学部」を開講すると発表がありました。

さまざまな立場の人々の間で最新の工学や情報学を習得したいという需要の高まりや、

また、データやテクノロジーを活用して未来社会を構想できるＤＸ人材が決定的に不足している背景から設立をすることになったそうです。

正式な学部ではなく、学内外の学生や社会人たちを対象としているようですね。

出典：「メタバース工学部」設立のお知らせ Ｄ＆Ｉを推進し、ＤＸ人材を育成（2022年7月21日時点）

一方、ドバイでは、政府による大規模な支援のもと、5年後には世界でトップの「メタバース国家」になることを目指す戦略を打ち出したそうです。

国を挙げて、ブロックチェーンとメタバースに関する企業数を5年間で5倍に増大させることを目標として掲げています。

大学、政府共に世界的な機関が注力するということは今後メタバースがキーになる可能性を感じますね。

出典：ドバイがメタバース戦略、5年で40億ドルの経済効果見込む （2022年7月20日時点）

メタバースエキスポでも話題！教育分野でのVR活用！

メタバースは教育ツールとしても高校や教育機関で導入されてきています。

出典：英語教育もメタバースの時代へ！ECC「VR留学体験」の公開レッスンを実施（2022年7月7日時点）
出典：国際宇宙大学がメタビジョナリーズと提携し、宇宙科学をメタバースにもたらす（2022年7月6日時点）
出典：リアル展示会「METAVERSE EXPO JAPAN 2022」に見た、日本のメタバースを支える理念と技術とサービス（2022年7月29日時点）

コロナ禍や諸事情で簡単にはその機会が得られないという課題の解決に向け、VR空間で留学体験やリアルな英会話をすることができるサービスや、

宇宙科学者とメタバース内でオンサイトレクチャーが聞けるといった取り組みがされています。

また、「教育・福祉分野におけるメタバースの可能性」と題したメタバースエキスポのカンファレンスには、

VRメタバース内に仮想校舎を持っている高校のVRを活用した教育に取り組みが紹介されたそうです。

仮想空間では3D模型で生徒がそれぞれ観察したい場所をじっくり見ることができるなど触れる機会に制限がないメリットがあるようですね。

座学だけでなく、疑似体験をすることで学びのレベルが一段と上がるのはとてもいいことですね。