こんにちは。綾部です。
今回は、着々と各方面で浸透し始めているメタバースに関するプロジェクトを紹介したいと思います。
以前にも、スポーツや音響、eスポーツ分野などでのメタバース関連のプロジェクトを紹介させていただきました。
子供向けに英会話を仮想空間で実践できる場や、eスポーツで競い合う場の提供にメタバースを活用しているプロジェクトなど、
教育や競技、また音響や芸術などのエンタメとのシナジーが見られるようになってきています。
メタバースを活用することで、より楽しめる、より学びが効果的になるといった+αになるサービスが以前ご紹介した内容ですが、
特定の場所・空間でなければできない出来事・手続きなどが、インターネット上の仮想空間でもできるようにするメタバースの活用の形について今回紹介したいと思います。
バーチャル市役所をメタバース上で再現!職員採用PR動画に生かすオンライン試験プロジェクト!
市役所をメタバース上で再現し、アバターが職員採用をPRするといった動画作成が東京都町田市にて行われております。※1
就活生向けに、アバターが町田市の試験が受けやすい理由を紹介しており、町田市役所の建物を舞台にしている活用例になっています。
市役所のことであったり、職員のことであったり、リアルに触れ合う前にネット上の仮想空間で見ることができるというのも就活生からすると安心につながりますよね。
メタバース上で見たときに、良いなと思えたらリアルでも思える可能性も大いにあるかと思いますし、判断材料となる情報として質が高いものが提供できるツールだなと感じます。
メタバース区役所が誕生!バーチャル上で相談・申請受付も!
東京都江戸川区では、全国で初めてメタバースの区役所を開設するとのこと。※2
一部の手続きが仮想空間にて完結できるようになるなど、利便性とバリアフリー性で期待できるサービスが始まりそうです。
メタバース区役所で職員が相談対応業務を行ってくれたりして、アバターで申請可能とのことですね。
そして、メタバース映像の写真を見ていると、なんだがゲームをしているような感覚で楽しみながら利用できるサービスだなと思いました。
従来のオンラインの手続きと比較しても、メタバース上でリアルと同じような会話・相談形式での手続きができるとなれば、その場でコミュニケーションしながらできるので助かりそうですね。
今後は、江戸川区のような取り組みも各地で始まって、改善を繰り返しながら広がっていくのかなと期待しています。
※1 出典:メタバース導入で地方自治体はどう変わるのか?活用事例10選!(2023年3月21日時点)
※2 出典:江戸川区の相談対応業務のDXを支援 「メタバース区役所」の実証実験を開始 ~多様性を受け入れる仕組みづくりと、区民サービスへのアクセシビリティ向上にむけて~(2023年9月13日時点)