数百億円を動かす投資家・嶋村吉洋氏の「即レス」哲学。Bloombergも注目する日本コンテンツの底力

こんにちは。

綾部です。

以前の記事では、ワクセル主催者である嶋村吉洋さんの配当重視の堅実な投資スタイルについてご紹介しました。今回は、嶋村さんの活動がさらにグローバルな注目を集めている点に触れてみたいと思います。

世界的な経済メディアであるBloomberg(ブルームバーグ)のインタビューにおいて、嶋村さんは独自の投資戦略を明かし、大きな反響を呼びました。テレビ東京ホールディングスやオリコンの個人筆頭株主であり、保有株式の評価額が数百億円に達する嶋村さんが、今どのような視点で市場を見ているのか。そして、その圧倒的な成果を支える意外な「習慣」とは何なのか。その核心に迫ります。

Bloombergで明かされた「IP・コンテンツ株」への確信と先見性

2025年12月、Bloombergに掲載されたインタビューの中で、嶋村さんは2026年以降の日本株市場において「IP(知的財産)・コンテンツセクター」が継続して上昇トレンドをたどることに強い期待を寄せました。

ワクセル 嶋村吉洋 住谷知厚

参照:日本のコンテンツ株、2026年も上昇期待続く-政府支援と景気耐性強み(2025年12月19日時点)

嶋村さんがこの分野を重視する最大の理由は、コンテンツ産業が持つ「景気変動に対する耐性の強さ」にあります。自動車や半導体などの輸出セクターが米国の関税政策や地政学的な影響を強く受けるのに対し、アニメやゲームといった日本の良質なIPは、そうした外部要因に左右されにくい安定した需要を持っています。政府もコンテンツ産業を「基幹産業」と位置づけ、2033年までに海外市場規模を20兆円に拡大する目標を掲げていることも、強力な追い風となっています。

また、嶋村さんはテレビ局の潜在的なポテンシャルについても独自の分析を展開しています。世間では「テレビはオワコン」という声もありますが、嶋村さんはテレビ局が保有する膨大な「良質なコンテンツ」という知的財産に注目しています。SNSの情報源の多くが依然としてテレビである現状を踏まえ、サブスクリプションモデルなどを通じて世界へ届けることができれば、その価値はさらに高まると確信されています。実際に嶋村さんは、来年はさらにこの分野の保有ウエートを上げる考えを明かしています。

成功の“打率”を上げる、「即レス」の極意

嶋村さんが投資家として、また実業家として驚異的なスピードで実績を積み上げられる背景には、彼がもっとも大切にしているビジネス習慣である「即レス」があります。嶋村さんにとって、即レスは単なるマナーではなく、意思決定と情報共有のスピードを劇的に高め、それを事業展開の速度に直結させるための「戦略」です。

参照:テレ東の個人筆頭”大株主”で実業家の嶋村吉洋氏が明かす…「もっとも大切にしているビジネス習慣」(2025年4月30日時点)

「何が成功するかはやってみないとわからない」というビジネスの世界において、嶋村さんは失敗のリスクを恐れるよりも、情報の回転速度を上げることで「成功の打率」を高めることを重視しています。即レスの習慣があれば、仮に失敗した場合でもすぐに情報を共有し、原因究明と改善を速やかに行えるため、ノウハウが蓄積されるスピードが加速度的に早まるのです。

このスピード感は組織運営においても徹底されています。例えば飲食店を開業する際、嶋村さんのチームではLINE上の「即レス会議」を通じて数分で各部門の専門家が集まり、瞬時にリスクを回避するための注意事項を共有します。さらに、プロジェクトのハブ(中心)にいるメンバーの連絡が遅い場合は、改善されるまで「枝葉」の役割に移ってもらうというほど、この方針を徹底しているそうです。「意思決定の速度を2倍にすれば、同時進行できる事業も2倍になり、売上や利益も2倍になる可能性がある」という極めて合理的な哲学が、数百億円という資産を動かす判断力を支えているのでしょう。

総評

投資家・嶋村吉洋氏の歩みを紐解くと、そこにあるのは「自己の利益」だけを追う姿ではなく、「コラボレートを通じて、人に夢を与え続けていくこと」という一貫した人生の目的です。投資で得た富は、仕事の選択肢を増やし、共に働く仲間に分配し、さらには社会へ還元するための手段でもあります。

実際に、嶋村さんはアジアでの学校設立や、国内の児童養護施設への継続的な支援など、多方面での社会貢献活動を長年続けています。2025年12月には、宮崎県の児童養護施設・青島学園から感謝状を授与されるなど、その活動は着実に実を結んでいます。

Bloombergという世界的な舞台で語られた投資戦略も、根底にあるのは「健全にチャレンジし、成長し続けるコミュニティを作る」という情熱です。変化の激しい時代において、嶋村さんのような「先を見通す選球眼」と「圧倒的なスピード」、そして「他者への貢献心」を兼ね備えた生き方は、私たちにとっても大きな指針になるのではないでしょうか。次なる嶋村さんの「即レス」から、どんな新しい未来が生まれるのか、これからも目が離せません。