こんにちは、遠野です。
緊急事態宣言がやっと明けました。
このまま少しずつ、街や人々の生活は元通りになっていくのでしょうか。
予断を許さない状況ではありますが、やはりこの2年弱という期間で、非常に発展した分野が多くあるのもまた事実です。
特に、外出に大きく制限がかけられた時期でした。
何が不要で何が不急かも曖昧なまま県をまたぐ移動は控えましょうなど、必要性と効果性が未知数のまま推奨されていた働きかけもたくさんあったようにも感じます。
海外の移動はその中でも非常に厳密に管理されていたのではないでしょうか。
そんな中、バーチャル旅行、バーチャルトラベルが注目を浴びています。
時間と距離の制限を取っ払う!VRの世界に広がる観光地
日帰りで、移動することもなく、バーチャルの世界で観光地を訪問することが可能です。
有名なのが「バーチャル渋谷」。
渋谷駅前を再現したバーチャル空間で、バーチャルSNS・clusterにて公開中です。
2020年5月にオープニングイベントを行い、5万人を動員。
「攻殻機動隊 SAC_2045」とのコラボレートの実施や、ハロウィンイベント、クリスマスイベントも開催されたりと現実に負けず劣らずの盛り上がりを見せています。
また、バーチャル原宿や沖縄などの観光地の他、比叡山延暦寺のバーチャルウォークなども存在します。
このように、様々な場所や、時には創作物や作品とコラボなど、バーチャルの世界で出かけながらたくさんの楽しみが増えていくでしょう。
バーチャルトラベルプラットフォームで新しい旅行体験を
そんな中、ANAホールディングス株式会社が新たなプラットフォームの開発に乗り出しています。
2021年5月、バーチャルトラベルプラットフォーム「SKY WHALE」の開発・運営を担う「ANA NEO株式会社」を設立と発表がありました。
従来にない全く新しい旅のプラットフォームとして、2022年のサービスローンチが予定されているそうです。
SKY WHALEは、「Sky パーク」「Sky モール」「Sky ビレッジ」の3つのサービスで構成されています。
「Sky パーク」は先程も紹介したように、様々な都市や絶景スポットを訪れる旅行体験を提供。
もちろん、ここからの現実の旅行の提案も事欠きません。
「Sky モール」は空港でのショッピング、エンターテイメントをイメージしたバーチャルショッピング空間として創られ、買い物など経済活動を通して地域創生や地産外商を促進していくようです。
「Sky ビレッジ」はバーチャル上のスマートシティの実現を目指して、バーチャル上での医療・教育・行政などのサービス展開を予定しているとのこと。
この空間で多様な分野をカバーできるように、今後も充実させていきそうです。
このように、旅行をするだけでなく新たな体験を提供することに注力する先も増えるかもしれません。
プラットフォームを今のうちに握っておけば後々大きく貢献する場になりそうなので、こうした新しい試みが為されていくのは楽しみでもあります。
たくさんの関係各分野とコラボレートしながら創られていく新しい世界に期待です。
今年動き始めたばかりのようなので、今後の動向も要チェックです。