こんにちは。綾部です。
先日の月面旅行・月移住の投稿に続いて、今回は宇宙旅行についてのトピックです。
米国の実業家4名を乗せたスペースX社の宇宙船が3日間地球を周回したり、ZOZO創業者の前澤さんらがソユーズで国際宇宙ステーションへ向かい、そこで12日間滞在したことが、2021年話題になりました。
民間人の参加する宇宙旅行の時代がいよいよこれからといったところです。
そこで今回は、直近で計画されている宇宙旅行プロジェクトについて紹介します。
優雅に上空3万mへ、気球型宇宙船の旅
普段イメージしているロケット型の宇宙船よりも、低コストでゆったりと行けるのが気球型宇宙船での宇宙旅行です。
燃料エンジンで推進するロケット型とは異なり、ヘリウムガスで浮かせるゼロプレッシャー気球の仕組みで上空3万mの宇宙空間に向かいます。
出典:World View to Charge $50,000 for Epic Balloon Rides to the Stratosphere(2021年10月5日時点)
世界各地に設けるポートから出発可能にする予定で、約6~12時間程度の旅になるそうです。
プロトタイプの展示もすでにされていて、2023年有人テスト、2024年商業サービス開始の計画で進められています。
ロケット型宇宙船での旅行費用が数億~数千万円/名に対し、気球型は約600万円/名と、1/5以下の価格となっており、費用面の考慮されているようですね。
比較的低価格に、宇宙へ行ける選択肢の一つになりそうです。
宇宙空間から地球を眺める。人工重力を備えた宇宙ホテル
民間人が宿泊できる宇宙ステーション型ホテルの開業を目指しているプロジェクトがあります。
出典:Orbital Assembly Corp. Announces New Opportunity to Invest in its Luxurious Space Hotel and Low Orbit Construction Technologies(2021年11月11日時点)
リング型の形状をしたホテル自体が回転することで遠心力による人工的な重力を発生させ、慣れている重力下で過ごせる工夫がされています。
どれだけの重力なのかなどの詳細はまだ詳しくわかっていませんが、一部では地球の1/6の低重力を楽しむこともできるレジャーエリアも準備していく予定とのことです。
こちらは2026年に建設が開始され、2027年開業の予定。
宇宙から地球を眺める絶景を拝めるほか、低重力によって地球上でできないような物理体験(飛んだり跳ねたり)もできたり、子供も大人も夢中になりそうですね。
無重力下の宇宙でも味わえるビール
宇宙で飲める「宇宙ビール」と、宇宙ビールを飲むために必要な「宇宙ビールジョッキ」が開発されています。
出典:宇宙で飲める宇宙ビールを作る。(2021年12月3日時点)
無重力状態では重力がある地球と同じようにはビールは飲めないそうです。
無重力下でも地球上のようにジョッキに注いだビールが飲めるプロジェクトを進めているそうです。
旅行先で嗜むご当地ビールならぬ宇宙ビール!宇宙ホテルが実現する頃には種類が豊富になっていて、宇宙で飲み比べしているかもしれないですね。