こんにちは。綾部です。
今年の夏は、4年ぶりに各地で本格開催される花火大会の話題をよく見かけます。
私も今年久しぶりに隅田川花火大会に参加したり、ネットのライブ配信で長岡大花火大会を見たりしています。
生で見る大花火はやはり感動しますね。今回はそんな花火とテクノロジーに関する話題を紹介したいと思います。
伝統技術とコンピュータ制御の融合で華麗な演出!
日本三大花火の一つ、長岡大花火大会は平日ということで現地には行けずでしたが、ネット配信で見ることができました。
長岡大花火大会は地元ラジオのFMながおかによる解説も人気で、ネット配信や、ラジオ解説の中でも度々話題に上がっていたのは、花火の打ち上げ・点火のコンピュータ制御です。
素人の私からすると、現代の花火も作業員の方が導火線に火をつけて打ち上げてるのかと思ってみていました。
しかし、神業かと思うような絶妙なタイミングで次々と花火を打ち上げている職人芸にも、テクノロジーが生かされたりしています。
もちろん、想像通り人の力のみの絶妙な職人技をされていることもあるかと思いますが、花火の最前線には電気点火、そしてコンピュータ制御を使って打ち上げているのが演出の主流になってきています。※1
電気で点火する花火、その電気点火をコンピューターでプログラム制御したりして、細かな設定の打ち上げも行うことができるようになっています。
長岡大花火大会で最も人気のあるプログラム「フェニックス」は、平原綾香さんの「Jupiter」の音楽に合わせて花火のパフォーマンスをするのが有名なのですが、そういった音楽に絶妙に合わせた打ち上げパフォーマンスを行うのにもコンピュータ制御は用いられていると聞いたことがあります。
あれだけのパフォーマンスをコンピュータ制御含めて準備して創り出されている方々は本当に素晴らしい職人芸だなと思います。
美しくエコ!自然に優しい次世代のオーガニック花火でインスタレーション演出!
オランダのデザインスタジオ「Studio Roosegaarde」にて自然に優しい生分解性素材の花火が開発されています。※2
夜空を彩る大輪の花々、身体全体にズシンと響く重低音の華々しさといったものはないかもしれませんが、ホタルの光のように発光するこの「SPARK」と呼ばれるオーガニック花火は、数え切れないほどの発行体を散布するインスタレーションとのこと。
見た目は、花火というよりもキラキラ輝くイルミネーションに近いものがあるそうです。
生分解性素材であるがゆえ、使用できる場所の制約は通常の花火などと比較してかなり広がるとのことです。
身近なシチュエーションやお祝いごと、コンサートなどの演出にも用いることができるかもしれないと考えるとリーズナブルさもあり、
今後、目にすることや使ったりすることもあるかもしれませんね。
華麗な光の演出もテクノロジーとのコラボで可能性が広がっていきそうですね。
※1 出典:安全を確保し、華麗な演出も自由自在!(2009年7月時点)
※2 出典:生分解性素材を使ったオーガニック花火、オランダに誕生(2022年3月1日時点)