成長産業のヘルステックとポテンシャル大のブロックチェーンのコラボレーション

こんにちは。黒田です。

とんでもなく暑かった夏が終わり、秋になってきたと季節の移り変わりを感じつつ、気候の変動に体が追い付かずに体調を崩してしまいました。

病院に行って薬をもらうほどでもないですし、日ごろからの健康管理が大事だとつくづく体感しました。

健康管理については日本も関心が高まってきていると感じます。

ずっと健康的に生きていきたい思いも込めて、ヘルステックとブロックチェーンの組み合わせについてまとめてみたいと思います。

ヘルステックとは

そもそも、ヘルステックとはなんなのでしょう?

ヘルスケア × IT の領域がそのように呼ばれていて、ほかにもFinTech(金融 × IT)などが有名です。

ヘルステックが新しい産業として注目されている背景のひとつとしてアジアの高い人口増加率に対する医療機関の課題が挙げられます。

家族が病気になっても近くに病院がない、医療費が払えないなどさまざまな理由で仕方なく病院での診察を断念してしまう人々も多くいます。

そこで、ヘルステックを推進することで通院することなく医者からのアドバイスを受けることができるアプリの開発や、そもそも病気にならないように予防医学を推進するようなデジタルツールなどが人気です。

健康情報の価値

スマートフォンにもさまざまなアプリを入れることで歩数カウントや移動距離、睡眠のサイクルを自動的に記録できるようになりましたし、スマートウォッチなどのウェアラブルデバイスも含めると心拍数などさらなる身体情報も自動的に記録できるようになってきています。

ちょっと手間をかけると食事の写真を撮って記録することもできますし、食事の記録ができれば日々のカロリー計算や栄養バランスも分かります。

健康情報の管理運用とセキュリティ

自身のヘルスデータを収集することで病気の予防など自分自身の健康維持につかわれることは当然ですが、医学全般においてとても価値のある情報でもあります。

さまざまなヘルスデータを記録するアプリをつかっていたとしたら、そのデータはそのアプリを開発した企業が管理してくれているかもしれません。その企業はデータをつかってさらなるサービスの向上や新しいビジネスを立ち上げたりできるかもしれません。その代わりに保持するコストを単独で支払っています。

分かりやすい中央集権のモデルですね。これに対して、ブロックチェーンを用いた非中央集権のモデルを考えてみるとメリットもコストもみんなで分配しようという形になります。

ブロックチェーンはみんなで同じ情報を保持して、それぞれの更新状況を監視し合う関係なので誰かが管理費を偏って負担せずみんなで同等に負担します。

みんなで同じ情報を共有しますが、記録するデータを適切に暗号化してアクセス権を管理することでデータのなかを見ることができる人を制限できます。

自分のデータは自分と家族だけが見ることができるとか、個人が特定できるような情報は切り離されて大量のヘルスデータとして医学の発展に利用できるようにもなります。メリットを最大化してコストは分配できる可能性のある仕組みです。

まとめ

ヘルステックとしての話は自分自身や家族の健康という身近な人に対したメリットだけに目が行きがちですが、健康はすべての人に価値のあるものですので人類として共有できるものになるとよいなと感じています。

全人類の資産としてブロックチェーンでの共有がなされると医学などの学問についての発展にも貢献できるのではないでしょうか。

日本においても、高齢社会で医療費の膨張が問題となっているのでヘルステックの活用で医療費が軽減でき、より新しい技術への投資も増えていくというプラスの流れが生まれることを期待しています。

【参考URL】

https://gloma.net/2019/06/17/asiahealthtech/

https://www.jobweb.jp/blog/student/2254660/20015

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA