ワクセルYouTubeで学ぶ成功者の哲学 挑戦を加速する「掛け算」と「本気」の技術

こんにちは。
綾部です。
ワクセルは、多岐にわたる分野のコラボレーターやゲストを招き、学びと交流の場を提供することで、そのビジョンを達成することを目指しています [過去記事]。過去には、カレーハウスCoCo壱番屋創業者である宗次德二氏の極貧からの成功物語や、元メジャーリーガーの田口壮氏の挑戦と成長の秘訣などが紹介されてきました [過去記事]。
ワクセルは、活動のイメージを分かりやすく伝えるため、2020年1月1日に「ワクセル公式チャンネル」を開設しました。公式チャンネルでは、イベントや講演会、そしてゲストとの対談などの活動報告を映像コンテンツとして提供しており、対談形式のトークセッションを通じて、創業者の想いやビジョンが発信され、それがコラボレーションの機会を広げる可能性を生んでいます。
今回は、ワクセルYouTubeチャンネルで語られた、特に現代のビジネスや社会貢献において「挑戦を加速させる」ための行動哲学と、それを支える自己ブランディング、そして目標達成の秘訣に焦点を当ててご紹介します。

「戦闘力」を高める自己ブランディングと挑戦の行動哲学
ビジネスやキャリアで勝ち抜くための独特な哲学が、ワクセルYouTube対談で語られています。
事業は「掛け算」で戦闘力を高める
森下直哉氏は、事業拡大を足し算ではなく掛け算で捉えるべきだと主張しています。例えば、飲食店を100店舗経営するよりも、全く異なる業種の会社を複数経営する方が、周囲から見た「すごい」という印象、すなわち戦闘力が高まるという考え方です。
彼は、「普通の人にはなりたくない」という強い思いを持っており、周囲から反対されたり、「絶対無理だ」と言われたりすることこそ、他の人がしない道であり、成功すれば価値のある道だと捉えていました。
また、自己ブランディングを「戦闘力を高めるゲーム」として捉え、タトゥーやヴィンテージカーの所有など、他の人と違う要素を意図的に自分に「掛け算」していき、3秒で差をつけるインパクトを意識しています。
失敗を恐れず、「本気」で即座に行動する
森下氏は、日本は失敗しても生活していけるため(死なない)、失敗を恐れる必要はないとし、10回挑戦して1回成功すればよいという感覚だと述べています。また、人間には他人が失敗しているところを見たいという心理的な側面があるため、失敗を見せることもブランディングになると語ります。
何かを「本気」でやりたいと思った時、危険だと考えて立ち止まる暇はないため、深く考えずにすぐ行動に移すことが成功へのコツであると提言しています。
知識がなくても「魔法使い」を仲間にする
森下氏は、物事を形にする労力は、「できる人間を招き入れれば」簡単になると述べており、人生をRPGに例え、自分が勇者なら、魔法が使えないため、魔法使い(弁護士や専門家)を後ろにつければいいと説明しています。この強い人と組む戦略は、時間対効果(タイパ)が良いとも述べています。

夢を叶えるための「ぶれない」自己信頼とシンプル思考
目標達成のために必要な内面的な要素も、ワクセルYouTubeで深く掘り下げられています。
小さな目標を積み重ね、後悔を潰す
レスリング金メダリストの清岡幸大郎氏は、夢を叶えるために「貪欲さ」と「自分を信じる力」が大切だと語ります。自分を信じるためには、まず小さな目標を一つずつ達成することで自信につなげ、もし達成できなくても、それを大きな夢に繋げられるよう考え直すことで、負けや失敗を次に活かせるとしています。
また、貪欲さとは、練習以外にも私生活や栄養の取り方、さらにはトイレのスリッパを揃えるといった些細なことまで含め、「後で振り返ってこうしとけば良かったなをどれだけ潰せるか」が重要だと述べています。夢中になり、好きで楽しむことこそが、勝ちたいという気持ちに直結すると清岡氏は考えています。
企画の本質は「シンプルイズベスト」
放送作家の倉本充氏は、テレビ番組の制作において、「幕の内弁当」のように多くの要素を詰め込みすぎると、一つ一つの美味しさが潰れてしまい、記憶に残らなくなると指摘しています。彼の演出哲学は「シンプルイズベスト」であり、ヒット企画は、古い時代から学ぶ(温故知新) や、アート作品から得たシンプルな発想(例:フリップ大喜利) をもとに生まれていると語っています。
倉本氏はまた、「人に好かれよう」「人に夢を与えよう」といった考えは一番くだらないとし、人に嫌われようと生きた方が素直であり、自分が面白いと思うことに焦点を当てることが重要だと説いています。

社会を変革するコラボレーションと「みんなで子育て」
ワクセルは、YouTubeを通じて、具体的な社会貢献プロジェクトや、現代のライフスタイルにおける共助の重要性についても発信しています。
「生きづらさ」を越えていく表現
元NICU看護師の蛯原英里氏は、ベビーマッサージやベビーヨガレッチなどの講座を主催しており、親子の関係を築くタッチケアの重要性を実感し、活動を始めました。
また、蛯原氏は、仕事と子育てを両立させるためには「周りの力を借りること」が不可欠だと強く訴えており、だと断言しています。彼女自身、兄弟家族、近所の家族、夫の両親を頼り、「みんなで子育て」をする感覚を大切にしているといいます。
フォトグラファーとして活動する石塚誠氏は、「生きづらさを感じている全ての人」が生きやすい社会の実現を目標に掲げています。彼は、著名なフォトグラファーになることで、病気や障害を持つ人々の存在を広く伝え、障害とかをむしろ見せ合って、お互いに認め合う社会を目指したいと語っています。彼は、障害を持つ人々の写真を集めて並べる際に、あえて同じポーズ(尿立ち)で撮ることで、違いが分かり、比べて楽しむことで違いを認め合おう、というメッセージを込めているといいます。
ワクセルでは、他にも車いすユーザーの自立を促進し、日常生活の質を向上させることを目指す、鈴木堅之氏による「足で漕ぐ車いす」プロジェクトを支援しており、この取り組みは新しいノーマライゼーションの形として注目を集めました。また、22歳で社長に就任したアルミ製品オーダーメイド製造のエーディエフ社(ADF)代表取締役、島本敏氏の創業の精神と持続可能なビジネスモデルについても、YouTubeインタビューで深く掘り下げられています。
ワクセル公式YouTubeチャンネルは、成功者の内面的な哲学から、社会を変革するプロジェクトの裏側、そして新しい共生の形まで、多様な視点と学びを提供する貴重なメディアとなっています。