こんにちは。
綾部です。
みなさんはサッカーの試合を見ていて、「本当にオフサイドなの?」と思ったことはありませんか?
テレビでVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の映像が流れても、一瞬のプレーだけでは判定が分かりにくいことがありますよね。
そんな中、2026年のサッカーW杯では、新たな技術が初めて導入され話題になっています。
それが、選手本人そっくりに再現された「3Dアバター」です。
ゲームのキャラクターのようにも見えますが、実は最新のAIや3Dスキャン技術を活用した、高精度なデジタルデータなのです。
今回は、このW杯を支える最新技術について紹介したいと思います。
W杯を支える「3Dアバター」の舞台裏
今回のW杯では、全出場選手を事前に3Dスキャンし、一人ひとりのデジタルアバターを作成しました。
参照:選手そっくり! サッカーW杯2026で初登場の3Dアバター、その舞台裏(2026年6月28日時点)
撮影には256台もの4Kカメラが使用され、選手は専用ブースの中央に立つだけで、わずか約1秒で全身を撮影できます。
AIが256枚の画像を解析し、身長や体格、姿勢まで忠実に再現した3Dアバターを生成します。
大会では48チーム、およそ1,250人もの選手がデジタル化され、VAR映像に活用されています。
これまでのCGは、体格が似た汎用モデルが使われることもありましたが、今回は本人そのものと言えるほど精密なアバターになりました。
そのため、オフサイドラインや選手同士の位置関係がより分かりやすく表示され、観戦する私たちにとっても判定の理由を理解しやすくなっています。
アバター技術はスポーツ以外にも広がる?
今回の技術は、サッカーだけのために開発されたものではありません。
選手の体を高精度にデジタル化する技術は、「デジタルツイン」と呼ばれ、さまざまな分野への応用が期待されています。
例えば、
・スポーツ選手のフォーム解析
・ケガからのリハビリ支援
・医療分野での身体シミュレーション
・ゲームやメタバースでのアバター制作
など、幅広い活用が考えられています。
今回のW杯では、AIが判定を支援し、3Dアバターがその内容を分かりやすく可視化する仕組みが採用されています。
もちろん最終的な判定を下すのは審判ですが、最新技術によって「なぜその判定になったのか」がこれまで以上に理解しやすくなりました。
スポーツ観戦はもちろん、私たちの生活のさまざまな場面でも、アバター技術やAIが活躍する時代はすぐそこまで来ているのかもしれませんね。