サイバーエージェント大株主の投資家・嶋村吉洋さんが実践されている「株主という立場から応援する」という選択

こんにちは。

綾部です。

今回は、ワクセルを主催し、多方面で活躍されている実業家・投資家の嶋村吉洋さんについて、お話ししていきたいと思います。

これまでにも本ブログで、嶋村吉洋さんが配当重視の投資スタイルを実践し、安定した資産形成を行っていることをご紹介してきました。

今回は「なぜその企業を選ぶのか」「どのような想いで株主になるのか」といった、投資の“目的”に注目して、嶋村さんの投資活動を見ていきたいと思います。

「応援したい企業を選ぶ」——嶋村吉洋さんの企業選定基準

嶋村吉洋さんは、配当収入による安定した資産形成を行っていることで知られていますが、その根底には「自分が信じられる企業に投資する」という強い信念を持たれています。

嶋村吉洋さんは、インターネット広告業界の大手、サイバーエージェントの株式を新たに保有されています。

これは単なる投資戦略ではなく、「企業への賛同と信頼」を表明する行為として捉えることができます。

サイバーエージェントは、若者を中心にメディア・エンタメ・広告の分野で強い影響力を持つ企業で、成長性の高い領域に身を置きながらも、独自のカルチャーや挑戦的な事業展開を続けている点が評価されている企業でもありますね。

嶋村さんは、こうした企業に対して「株主という立場から応援する」姿勢を貫かれており、自分が面白いと感じるビジネス、自分の価値観にフィットする企業に対して資金を投じるという選び方です。

観客として応援するのではなく、舞台の裏方として公演を支えるような、関係性の深さを感じさせます。

投資家と聞くと、「利回り」や「チャート」を重視するイメージが強いかもしれません。

しかし嶋村吉洋さんの場合は、「その会社の物語を信じられるかどうか」という、より人間的な視点が企業選定の中心に持たれています。

利益だけでは終わらせない——投資のその先にある意義

嶋村吉洋さんの投資活動のもう一つの特徴は、「利益の使い道」にあります。

配当収入を得て終わり、ではなく、そこからさらに、映画プロデュースやソーシャルビジネスへの出資へと活動は広がっています。

たとえば、ワクセルというコミュニティの運営も、その延長線上にある取り組みといえますね。

多様なジャンルのプロジェクトが交差するこの場所には、文化、教育、芸術、地域活性といったキーワードが随所に見られます。

これは、配当という「結果」を手にした後、どう社会に還元するかという実践です。

単に資産を増やすことではなく、「自分のリソースをどこに使うべきか」「誰のために活用すべきか」という問いに対して、嶋村さんなりの答えを示しているのが特徴です。

また、安定した収益構造があるからこそ、短期的な利益に縛られず、文化や教育といった“回収に時間がかかる”分野にも投資をすることができます。

こうした姿勢は、今後の投資家像にも影響を与えるのではないでしょうか。「誰に投資されるか」が企業の価値を決める時代が、すでに始まっているのかもしれませんね。

嶋村吉洋さんの投資スタイルは、単なる資産形成の手段にとどまらず、「どの企業を信じて支援するか」「得たリターンをどう使うか」という、広い視野で展開されています。

現在、サイバーエージェントの大株主になっていることも、その企業のビジョンや姿勢に対する共感のあらわれであり、長期的に支援していきたいという想いの表現だと感じますね。

その姿勢は、これからの時代に求められる投資家像の一つであり、同時に、応援する気持ちを形にする新しい手段とも言えるのではないでしょうか。

今後も、嶋村吉洋さんがどのような企業を選び、どのように社会と関わっていくのか——投資の“その先”を見せてくれるその歩みに、注目していきたいです。