不動産テックにブロックチェーンが活躍!

不動産はIT化の伸びしろがたくさん

こんにちは。黒田です。

先日わたしがお世話になっている嶋村吉洋さんは不動産についても非常に詳しく、これまでにも興味深いお話もたくさん聞くことができました。
あまり詳しくないわたしからすると不動産というと法律がたくさんあり、手続きも複雑そうな印象があります。

そんな不動産の分野もIT化の波がきています。
不動産業界はIT化が遅れていましたがブロックチェーンという技術との相性がよい分野であることもあって、一足飛びにビロックチェーン技術でのIT化が進むかもしれません。

不動産×ブロックチェーンについてまとめてみたいと思います。

不動産分野での活用メリット

不動産業界は紙の書類を利用していたり、対面営業、仲介手数料など非常にコストがかかる業界でもあります。

ブロックチェーンの活用により、コスト削減や各種契約などの効率化が期待されます。
政府などの中央集権的な管理から非中央集権的な管理になることで、より流動的な取引が行われる可能性も広がります。

[活用方法の具体例]

1.情報の管理
不動産分野におけるブロックチェーン活用例で多く取り上げられることの多いのが、ブロックチェーン上に不動産登記や取引情報を記録する活用法です。

ブロックチェーン上に情報を統一することで、効率が悪く手間のかかる不動産情報の管理を効率化するだけでなく、迅速な情報共有がなされることで情報の非対称性が解消されることも期待されています。

2.取引の自動化
ブロックチェーンにはスマートコントラクトと呼ばれる、事前に設定された契約を自動的に実行する機能があります。

この機能を活用することで不動産に関する契約を自動化することが見込まれていて、業務の効率化が期待されます。
さらに、ブロックチェーン上に記録されている契約内容や取引の条件、取引履歴も改ざんが非常に困難なため不正を働くことができなくなると考えられます。

3.流動性の向上
ブロックチェーンは非中央集権的なシステムのため、政府のような管理者を設けることなく取引を実施できます。
効率化にも関わる部分でもありますが、管理者に承認されるまでに数日かかるというような妨げる要因が少なくなります。

また、仮想通貨としても利用される「トークン」の機能を用いることで不動産情報をトークン化することで、仮想通貨の取引システムを基盤としたシステム上での不動産取引ができる可能性があります。

ひとつの不動産を株式のように分割したトークンとすることで、不動産投資やマンションの管理権などの活用も見込まれています。

まとめ

ブロックチェーンの活用先としての不動産分野は世界的にも多くのプロジェクトが発足している分野でもあり、具体的な案も想像しやすい期待値が高い分野と言えるかもしれません。

個人的には今まで不透明な部分も多かった印象のある不動産業界で、取引情報などがオープンな情報となるブロックチェーンが活用されていくことは非常に大きなインパクトがありました。

ブロックチェーンやスマートコントラクトが活用されることで不動産取引において第三者による保証の必要がなくなるかもしれません。
親族や友人に負担をかけることなく取引ができるようになるとよいですね!

【参考URL】
INNOVATION HUB「不動産テックの衝撃 業界を動かすブロックチェーン」
ビジネス+IT 「不動産ビジネスがブロックチェーンで変わる!?そのメリットと国内事例10社」
PMOビジネスマガジン「今更聞けない「ブロックチェーン」
~技術の概要と不動産業での活用~」