こんにちは、カズキです。
今注目されている「ドローン」と「AI」を掛け合わせて、海における課題を解決しようとしている方々を今回はご紹介します。
海ごみ削減を目指す「プロジェクト・イッカク」
「プロジェクト・イッカク」は、株式会社リバネスの上野裕子さんが中心となって、海洋ごみ削減とビジネス創出を同時に実現する事業モデル構築を目指して動いています。
簡単に言い換えると、「これ以上、海にごみを出さない経済システムを構築する」とのことです。
引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000026.000026186.html
面白いことに、3つのチームの掛け算によって達成しようとしているようです。
それぞれの強みを活かしあって一つのチームとしてプロジェクトに取り組まれています。
▶TEAM01
衛星・ドローンによるごみ漂着状況診断システムの構築
リーダー:工藤 裕(株式会社天の技)
▶TEAM02
自律分散ごみ処理システムの開発
リーダー:光山 昌浩 (サステイナブルエネルギー開発株式会社)
▶TEAM03
海洋プラごみをリサイクル原料とした「人の心に残る」製品の開発
リーダー:呉屋 由希乃 (ジーエルイー合同会社)
イッカクの由来はユニコーン
さて、イッカクという動物はご存知でしょうか?
イッカクは鯨の仲間で、大きな特徴としてオスは非常に長い1本の牙を持っています。
【YouTube】世界初!カメラがとらえたイッカクの牙の使い道(WWFJapan)
架空動物のユニコーンと同じように1本の角を持っているため、「海のユニコーン」とも呼ばれたりします。
またユニコーン企業という言葉も、「評価額が10億ドル以上で未上場のテック系スタートアップ企業」という意味で使われるようになってきました。
そのような企業の創出の想いも込めて、「プロジェクト・イッカク」というプロジェクト名になったようです。
産官学民「CHANGE FOR THE BLUE」
実はこのプロジェクトは、産官学民が協力して取り組む「CHANGE FOR THE BLUE」の一環として推進しています。
【HP】CHANGE FOR THE BLUE | 海ごみゼロを目指して
“これ以上海にごみを出さない”という社会全体の意識を高めるムーブメントを起こすため、産官学民からなる12のステークホルダーと連携し、海洋ごみの削減モデルを作り、国内外に発信するプロジェクトです。
テクノロジーとそれに関わる方々、そしてそれらを繋ぐ方々の想いによって、これからの世界が創られていくのがとても楽しみですね。
以上です。
参考:DRONE FUND、海ごみ削減を目指す「プロジェクト・イッカク」に参画。ドローンとAIによる海ごみ検知システムの開発進捗とデモ飛行を公開
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