こんにちは。
綾部です。
今回は宇宙開発に関する情報を紹介したいと思います。
以前より、月面探査や宇宙旅行のプロジェクトについて当ブログにて紹介させていただいています。
今年1月、月面探査機SLIMが月への着陸に成功したニュースが話題となり、日本の宇宙開発において喜ばしい歴史が刻まれましたね。
2023年9月に打ち上げられたSLIMはJAXAの無人探査機で、1月20日に月への着陸に試みました。
月面着陸に過去成功した国は多くなく、旧ソビエト、アメリカ、中国、インドの4か国と、今回成功した日本が現在までに月への着陸を成功した国になります。
今回のSLIMの着陸では、着陸前の想定とは異なった姿勢となったことによる太陽電池発電のトラブルはありましたが、早期復旧ができ、地球との通信接続も可能になりました。
また、宇宙探索は常に新たな技術と想像で進化を辿っています。
最近では、NASAが月面へのアクセス方法として、エレベーターや浮遊式レールシステムの開発を進めています。
これらの技術は、月面基地の建設や長期的な滞在を現実のものにするための大きな一歩となるかもしれません。
今回は、これらの革新的なプロジェクトについてご紹介したいと思います。
NASAがテスト中!宇宙船から月面までのエレベーター!
NASAが推進しようとしているエレベーターの開発は、有人月面着陸ミッションに革命をもたらす可能性があります。
参照:宇宙船から月面まで人を運ぶエレベーター、NASAでテスト中(2024年1月11日時点)
特に注目されているのは、SpaceXと共同で開発されているエレベーターシステムです。
このエレベーターは、宇宙船から月面までのクルーと機材の輸送を効率化するために設計されています。
2025年のアルテミス3ミッションでの使用を目指し、現在カリフォルニアのSpaceX施設で積極的なテストが行われています。
エレベーターは、クルーがスペーススーツを着用した状態で使用するシミュレーションを含む複数のテストを経て、その機能性と安全性を検証されているようです。
月面に鉄道を走らせる!浮遊式レールプロジェクト!
もう一つの注目プロジェクトは、月面の鉄道システム「FLOAT」です。
参照:NASAが提案!浮遊式レールによる月面の鉄道プロジェクト(2024年5月10日時点)
このシステムは、レールを固定することなく、特殊な浮遊ロボットが運搬を行うという技術を用いています。
FLOATは、月の極端な環境下での効率的な物資輸送を可能にするものとして期待されています。
グラファイトを含んだレール上で、磁気を用いてロボットが浮上しながら移動するため、月面の塵による機器の摩耗を防ぐことができるメリットがあります。
この技術は、月面基地の建設や維持に不可欠な資源を輸送するためのもので、2030年代には実用化される見込みとのことです。
エレベーターや月面レールなど、これらのプロジェクトが成功すれば、月面の探索と開発は大きく進展しそうですね。
それぞれが独自の方法で月面アクセスの問題を解決しようとしており、NASAと関連企業が共同で推進するこれらの技術は、未来の宇宙探索において重要な役割を担う可能性がありそうですね。