「手の届かない相手」に恋することにも意味がある?意外な心理的メリット

こんにちは。

綾部です。

みなさんは、「手の届かない相手」に恋をしたことはありますか?

例えば、芸能人やアーティスト、スポーツ選手、インフルエンサーなど。

実際に会ったことがなかったり、恋愛関係になることは難しいと分かっていたりしても、なぜか惹かれてしまうことってありますよね。

恋愛というと、好きな人と仲良くなったり、想いが通じたりすることに意味があるように思ってしまいます。

でも最近、そんな「手の届かない相手」を好きになることにも、私たちの心にとってプラスになる部分があることを知りました。

今回は、「恋すること」が私たちにもたらす意外な心理的メリットについて紹介したいと思います。

「手の届かない相手」が毎日の活力になる?

実際には会ったことがない著名人やインフルエンサーなどに親近感を抱く関係は、「パラソーシャルな関係」と呼ばれています。

SNSや動画を通して日常の出来事や感情に触れていると、実際には知り合いではなくても、その人を身近な存在のように感じることがあります。

駿河台大学心理学部の記事では、インフルエンサーから得られる情報に触れることで、日常のストレスから解放されたり、リフレッシュしたりする効果があることが紹介されています。

さらに、「自分も頑張ろう」という気持ちが高まったり、将来の目標を持つきっかけになったりすることもあるそうです。

参照:駿河台大学 心理学部「インフルエンサー」(2025年12月23日時点)

好きなアーティストの曲を聴いて「明日も頑張ろう」と思ったり、憧れている人の活躍を見て新しいことに挑戦したくなったり。

そう考えると、「手が届かないから意味がない」のではなく、その人の存在そのものが自分の毎日を前向きにしてくれることもあるのかもしれませんね。

「恋すること」が生み出す心理的メリット

近年よく耳にする「推し」という存在にも、似たところがあります。

ニッセイ基礎研究所の記事では、ファンが推しに抱く恋愛感情や親密さについて、「パラソーシャル関係」という視点から紹介されています。

推しの存在や作品の世界が、日常を一瞬忘れさせてくれるだけでなく、「自分ももう少し頑張ってみよう」と思うきっかけになったり、推すこと自体が生活の目的になったりする場合もあるそうです。

参照:ニッセイ基礎研究所「『推し』とは何なのか(2)-オタクと2つのシャーデン・フロイデ」(2025年11月25日時点)

もちろん、好きな相手への気持ちが強くなりすぎて、現実の人間関係が疎かになったり、相手に自分の理想を求めすぎたりすることには注意が必要です。

それでも、誰かに憧れたり、恋することで毎日が少し楽しくなったり、「自分もこうなりたい」と前向きになれたりする。

恋愛は「結ばれること」だけに価値があるわけではないのかもしれません。

「手の届かない相手」への恋も、自分の心を動かし、人生を少し豊かにしてくれる一つの経験だと考えると、恋することの見え方もちょっと変わってきますね。