再び人類を月面へ、そしてその先の宇宙へ!アルテミス計画!

こんにちは。綾部です。

だんだんと夏の暑さも和らいできたようで、朝晩少しづつ涼しく感じるようになってきましたね。

今回は、先月ロケットの打ち上げ日を迎えたアルテミス計画について紹介したいと思います。

人類の宇宙開発において非常に重要な計画であり、慎重な打ち上げプロセスが実施されていて、先月、今月と打ち上げが延期になっている経緯がありますが、次回打ち上げが注目されています。

今回はそんな近々打ち上げ予定のアルテミス計画について簡単に紹介したいと思います。

アルテミス計画とは?

打ち上げロケット 未来技術 ワクセル 嶋村吉洋

アルテミス計画とは、米国が主導となって取り組んでいる月面有人探査の国際協力プロジェクトのことです。

アルテミス計画では、2025年を目標に、アポロ計画以来となる約半世紀ぶりの宇宙飛行士による月面着陸を目指しています。

また、月面開発は近年盛り上がりを見せており、書籍などでもよく見かけるようになっています。

おすすめの本として、月の資源や開発・移住について書かれた書籍に「月はすごい」という本があります。

こちらの書籍は月がそもそもどのように生まれたのか、月の化学、資源面から見た月の構成要素、資源開発とエネルギー確保についてなどが書かれていて、月面開発がより楽しめるようになります。

出典:月はすごい 資源・開発・移住 (中公新書) 著者(佐伯 和人)

今回のアルテミス計画では、SLSと呼ばれる新たに開発された打ち上げロケットと、同じく新たに開発された宇宙船「オリオン」で探査に向かう計画です。

まずは、SLSとオリオンでの打ち上げと離着陸が確立されるようにトライアルしていくところからがスタートになります。

出典:NASA「アルテミス計画」初の有人飛行ミッションとその先に向けて進む準備(2022年1月14日時点)

また、有人の月面着陸以外にも様々な目的が盛り込まれたプロジェクトでもあり、それらの目的を簡単に紹介したいと思います。

半世紀ぶりの月面有人着陸だけじゃない!火星探査も視野に入れた壮大な宇宙プロジェクト!

アルテミス計画 ミッション 未来技術 ワクセル 嶋村吉洋

アルテミス計画にて達成したいミッションのなかで大きな目標は、下記の項目です。

 ・月の南極付近へ着陸し、重要な資源である氷の調査を行える状態を作る。

 ・月の周回軌道に宇宙ステーションを建設する。

 ・宇宙ステーションや月への物資輸送を確立する。

 ・宇宙ステーションを、小惑星や火星へ行くための中継基地とする。

出典:まもなく本格始動、月探査計画「アルテミス」がNASAと人類にとって意味すること(2022年8月17日時点)

これらのミッションは、今回打ち上げ予定のアルテミス初号機でのミッション(アルテミス1)ではなく、アルテミス3以降からになると聞いてます。

2025年以降になると予想されていますが、その頃になると月面滞在する人類がニュースでも見られるようになるということですね。

そして、アルテミス計画がさらに進んでいくと、まだ今後の構想次第ではありますが、月周回軌道の宇宙ステーションを中継基地として、火星へ探査に向かうといった時代がやってくるかもしれません。

新たな宇宙ステーションやSLSなどによって、月や火星との接続システムが確立していく時代に飛び込んでいるんだなと感じますね。

アルテミス計画を通じて、いったいどんな光景が見られるようになるのかとても楽しみです。