こんにちは。
綾部です。
今回は、「読者が選ぶビジネス書グランプリ2025」において、総合グランプリ2位および経済・マネー部門賞を受賞した嶋村吉洋さんの著書『となりの億万長者が17時になったらやっていること』についてご紹介します。
この書籍は、多くの読者から支持を集めた一冊であり、成功者が実践する思考や行動習慣について詳しく掘り下げています。
なお、本ブログでは以前にも本書を取り上げた記事を投稿しております。
事前に「応援してくれる人」がいるかどうか
『となりの億万長者が17時になったらやっていること』では、成功するためには「事前に応援してくれるコミュニティがあるかどうか」が重要だと述べられています。
一般的に、ビジネスの成功は「いいアイデア」や「戦略」によって決まると思われがちですが、嶋村吉洋さんは、実際には「すでに自分を支持してくれる人々がいるかどうか」で勝敗がほぼ決まると指摘しています。
自分を応援してくれる人々を増やしていくためには、
①やりたいことを公言する
まずは、自分の目指す方向性やビジョンを明確にし、それを周囲に伝えることが大切です。人は「応援したい」と思う相手には、具体的な目標があることを求めるからです。
②当たり前のことを当たり前にやる
例えば、約束を守る、誠実な対応をする、人を尊重するなどの基本的なことを徹底することが、長期的な信頼につながります。
成功者は、ビジネスを始める前の段階で、すでに信頼関係を築き、自然と周囲からの応援を得られるような環境を整えています。
その結果、ビジネスをスタートしたときには、すでに勝負が決まっているとのことです。
億万長者が実践する「経済的自由」の考え方
「好きな人と好きなことを好きなときにできる生き方」
本書では、嶋村吉洋さんが「幸せな億万長者」という概念を提唱されています。
ここでいう「幸せな億万長者」とは、単に経済的に豊かな人ではなく、「好きな人と好きなことを好きなときにできる」生き方を実現した人を指します。
そのために必要なのは、
・自分の能力やスキルを高め、必要なときに労働し、自己実現を果たせる力を持つこと。
・生活を自由に楽しむための資産や収入源を確保すること。
・信頼できる仲間やコミュニティを持ち、相互に助け合いながら生きること。
「お金があれば幸せ」という考え方ではなく、「人とのつながりを大切にし、豊かに生きることが最終的な成功につながる」と語られています。
このように、『となりの億万長者が17時になったらやっていること』は、単なるビジネス書ではなく、人生をより豊かにするためのヒントが詰まった一冊です。
特に、「ビジネスの勝敗は始める前に決まる」という考え方や、「幸せな億万長者になるために必要な3つの資本」という視点は、多くの読者にとって新たな気づきをもたらしていると思います。
本書が「読者が選ぶビジネス書グランプリ2025」の経済・マネー部門賞を受賞したのも、その実践的な内容と、多くの人にとって役立つ知見が詰まっているからではないでしょうか。
ビジネスを始める前に何を準備すべきか、成功するためにどのような資本を築くべきか―これらを学びたい方にとって、本書は大いに参考になる一冊ですね。