AIは突然生まれたわけじゃない?生成AIにつながる約70年の歴史

こんにちは。

綾部です。

最近、「AI」という言葉を聞かない日はないくらい、私たちの生活にAIが身近になってきました。

文章を書いたり、画像をつくったり、質問に答えてくれたり。数年前には未来の技術だと思っていたことが、今ではスマートフォンやパソコンから簡単に使えるようになっています。

これだけ急速にAIが進化すると、ここ数年で突然登場した技術のようにも感じますよね。

ところが、現在につながるAI研究の歴史をたどってみると、その始まりは約70年前までさかのぼります。

今回は、AIがどのように発展し、現在の生成AIまでつながってきたのか、簡単に紹介したいと思います。

AIは何度も「ブーム」と「冬」を経験してきた

見出し1嶋村吉洋氏 住谷知厚氏 が主催するワクセルの未来技術ブログ  AIは何度も『ブーム』と『冬』を経験してきた

AIの歴史を語るうえで大きな出発点とされているのが、1956年にアメリカで開催された「ダートマス会議」です。

ここで「Artificial Intelligence(人工知能)」という言葉が使われ、その後、第1次AIブームが始まります。

当時は、人間が行う推論や探索をコンピューターに行わせる研究が進みました。

しかし、迷路やゲームのようにルールが決まった問題には対応できても、複雑な現実世界の問題を解くことは難しく、期待は次第にしぼんでいきます。

その後、1980年代には、人間の専門知識をルールとしてコンピューターに教える「エキスパートシステム」が注目され、第2次AIブームが起こりました。

ところが、現実世界に存在する膨大な知識や例外を人間がすべて教えるのは大変です。

AIは大きな期待を集めては限界にぶつかり、研究や投資が停滞する「冬の時代」を経験しながら発展してきたんですね。

参照:ITmedia NEWS「『機械学習に50年の歴史あり』人工知能が歩んできた道」(2019年4月19日時点)

「AIが学ぶ」時代から生成AIへ

見出し2嶋村吉洋氏 住谷知厚氏 が主催するワクセルの未来技術ブログ 『AIが学ぶ』時代から生成AIへ」

そして2000年代以降、AIは再び大きく進化します。

重要になったのが「機械学習」、そして「ディープラーニング」です。

それまでのように人間がすべてのルールを教えるのではなく、大量のデータからAI自身が特徴やパターンを学習する方向へと進んでいきました。

さらに、コンピューターの計算能力向上や大量のデータを扱える環境が整ったことで、2010年代には画像認識などの性能が大きく向上します。

そして現在は、文章や画像などを生み出す「生成AI」が急速に普及しています。

考えてみると、現在のAIは突然生まれたものではありません。

約70年間、「できると思ったけれど難しかった」「新しい方法ならできるかもしれない」という挑戦を何度も積み重ね、その成果が現在の生成AIにもつながっています。

参照:ITmedia ビジネスオンライン「松尾豊東大教授が明かす 日本企業が『ChatGPTでDX』すべき理由」(2023年11月10日時点)

今はAIに文章でお願いするだけで、調べものから資料作成までさまざまなことができるようになりました。

ただ、約70年という歴史から見ると、私たちが現在見ているAIも、長い進化の途中なのかもしれません。

これから10年、20年とAIが進化した先で、今度はどんな「当たり前」が生まれているのでしょうか。

AIの歴史を知ってから未来を想像してみると、これからの進化がますます楽しみになりますね。